2020年で35周年を迎える『モレリア』。
その最新作『MORELIA U JAPAN』を試し履き!
サッカースパイクとしては世界でもあまり例のないロングセラーとなっている『モレリア』シリーズ。
ほぼ完成されたと言ってもいいこのスパイクのどこが変わったのかレビューしていきたいと思います!
テーマを「継承」と掲げ、引き続き全てのフットボーラーへ向けて、変わらない機能美、時代を超える価値を提供するというミズノさんの“こだわり”から、見た目に大幅な変更はありません。
コンセプトも「軽量」「柔軟」「素足感覚」をそのまま継承しています。
その中で見た目に変更点があったのがシュータンになります。
折り返しのシュータン部分がステッチ一周分ほど小さくなりました。
シュータンが小さくなることで、より足の形に沿って屈曲しやすくなり、フィット感が向上しました。
また、内側のマジックテープ部分は大きくなっており、マジックテープが外れてシュータンがバタつくのを無くすよう工夫が施されています。
そして、見えない部分の変更点としてはまずは“ラスト(足型)”に変更がありました。
『エンジニアードフィットラスト』と呼ばれるラストに変更はされましたが、ベースはほぼ現行のMORELIA Uのラストに近いものということでした。
ただ、より現代のプレーヤーに最適なフィットとなるようラストが再設計されました。
そして、この『エンジニアードフィットラスト』に合わせる形でヒールカウンターにも変更があり『エンジニアードフィットカウンター』と呼ばれる立体成型カウンターを採用。
更に、ラストの変更により、アッパーパターンも一から見直し、再設計しました。
アッパーの素材には最高品質の「ウォッシャブルカンガルーレザー」が使用されています。
ラストの変更からアッパーの再設計まで、これらは全てフィット感の向上のために加えられた変更です。
良い部分はそのまま“継承”し、細部を現代的にアップデートすることで、より足との一体感が増したスパイクになった印象です。
実際にこの日履いてみましたが、足入れは非常にスムーズで、自分のジャストサイズで履くと若干きついかな?と思ったのですが、あっという間に足に馴染み、2時間ほど履き続けましたが足が痛くなるようなことはありませんでした。
正に「素足感覚」!
アッパーの「ウォッシャブルカンガルーレザー」に関しては雨にぬれても陰干しすれば革が硬くなりにくいという特徴もありますので、手入れは必要になりますが、雨の日でも安心して履くことができます。
続いては、細かい分になりますが、履き口周りの素材とインソールがアップデートされました。
履き口の表側には日本製の人工皮革素材が使われています。
この人工皮革は他のものと比べると非常に柔らかく、履き口でフィット感を損なわないような素材となっています。
そして、インソールは表面に足当たりの良い人工皮革素材を使った日本製の新しいインソールとなりました。
表面の人工皮革素材が非常にグリップ力があって、プレー時にシューズの中で足がズレるのを防止してくれます。
実際にプレーした際も、そのようなストレスは全く感じませんでした。
以上が前モデルからの主な変更点となります。
先にも上げましたが、良い部分はそのまま継承し、より快適になるよう細部の変更が加えられた「MORELIA U JAPAN」は“JAPAN”という名が加えられたことで分かるように、MADE IN JAPANの素材を多く使用するなど、ミズノさんの“モノづくりへのこだわり“が強く感じられるスパイクでした!
また、2020年からは折り返しタンの通常モデル、ショートタンのホワイトカラーモデル、さらにホワイトカラーのショートタンモデルにクロスステッチを採用した全3モデルが定番品としてラインナップされる予定です。
いろいろなニーズに応えられるようなラインナップになっていますし、このフィット感を体感していただきたいと思いますので、ぜひ店頭にお試しください!
『MORELIA U JAPAN』特集ページはコチラ!!
“モレリアを超えるのは、モレリア” 『MORELIA U JAPAN』