大胆な動き
課題としたのは広いシュート面を確保した流線型の短距離スパイクのスタイルを提供すること。
帝人®のアッパーでシューレース部分を覆い、グラスファイバー製のシャシーが陸上スパイクのように瞬時の加速を可能にしました。
重量（実測-片足28.5㎝）：315g
発売年：2007年
主な着用選手：クリスティアーノ・ロナウド選手（ポルトガル）

こんにちは！
サッカーショップKAMOスタッフです。

今回ご紹介させていただく、私が実際に購入して履いて愛した一足は【マーキュリアル ヴェイパー 4】です。
私はこのモデルが発売された当時、サッカーショップKAMO千里店のスタッフとして働いていました。

このモデルが出るまでは「マーキュリアルかっこいいなー、履きたいなー」と思いながらも、着用することを泣く泣く諦めていました。

私の足幅が広く、それまでのマーキュリアルは現行モデルと比べてもタイトな作りになっていたため、足にフィットしてくれなかったんです。

で、初めて自分の足にジャストフィットし、初めて購入したマーキュリアルがこの【マーキュリアル ヴェイパー 4】でした。

お店での接客でも、今まで足に合わずに諦めていたお客様が、しっかりと足にフィットして喜んで購入されていったのを覚えています。
このモデルからマーキュリアルに対するイメージが変わったお客様も多いように感じました。

本当にフィットして文句はほとんど無かったんですが、当時一点だけ注文をつけたとしたら、その頃はまだ人工芝のグラウンドは僕が住んでいた地域でもそれ程多くなかったんですが、私は珍しく人工芝でプレーする時があり、その時はこのHGソールだと若干滑ることがありました。AGソールはその時点ではまだ展開されていなかったんです。

それから日本国内でも人工芝のグラウンドが多く整備されるようになってきたのに合わせるように、マーキュリアルもAGソールが展開されるようになりました。

大々的に打ち出すイノベーションはもちろん凄いんですが、地道なマーケット調査をもとに、こういった地味に見えるような改善もずっと続けられていて、アスリートを本気でサポートしているんだなー、と改めて感じました。

この【マーキュリアル ヴェイパー 4】、EURO2008ではクリスティアーノ・ロナウド選手だけがグリーンカラーのモデルを着用しました。

R9からCR7へ受け継がれたスピードの系譜、を感じたモデルでもありました。
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